熱いものを食べた時に歯が痛い場合の原因について、
熱いもので歯が痛い⇒原因は3つ考えられます
虫歯が小さい時は、冷たいもので少ししみる程度ですが、虫歯がかなり進行すると神経が大きな炎症を起こし、熱いものでしみたり痛むということが起こります。
進行した虫歯では歯の表面にあるエナメル質に穴が開き、象牙質がむき出しになります。象牙質は熱いものなどの刺激に敏感なので、歯が痛んだりしみたりしてしまうのです。
熱いものの飲食で歯が痛い場合は歯髄の炎症がきついので、この場合は残念ながら、神経を取らないといけない状態になっていることが多いです。
通常、虫歯の痛みには段階がありますが、虫歯が歯の神経まで行ってしまうと、かなり痛みます。
この場合は、歯の神経を取り除く治療をする必要があります。神経を取ってしまえば痛みはすぐに収まります。
⇒(注意)ただし、歯の神経を取ると歯の寿命が短くなるという問題がありますので、当院ではなるべく神経を残すよう努力をしています。
@歯の神経を取り除く治療方法としては、まず痛んでる歯に麻酔をします。
当院では麻酔は痛くなくできます。痛くない理由はこちら。
A麻酔がしっかり効いたら、虫歯を削って取り、その後歯の神経を針のような器具を使って取ります。
麻酔がしっかり効いてるので痛みは全くありません。
B神経を取り終わったら、歯の内部に消毒の薬を入れて、ふたをして1回目の治療は終わりです。
C歯の神経を取った後に、一旦炎症が起きますが、それが1〜2週間で収まったら神経の代わりになる薬を詰めます。
何と言っても、針を刺す時の痛みを防ぐことが大事です。
●超極細の針を使っている
⇒針が超細いので、お口の中に刺した時にもわかりにくい。
●痛みを感じる細胞(痛点)の少ない箇所に最初に打つ
⇒痛点が少ないので痛みにくいです。
●針を刺す瞬間は、歯茎の粘膜を太鼓の革のように、ピンと張って針が一気に歯ぐきに入るようにする。
⇒このようにすると針を刺したことがわからず、患者さんには、「最近の麻酔は注射じゃないんですか?」と聞かれることも多いです。
麻酔薬は液体なので温度が低いのですが、注入する時に温度が低いと、体が冷たく感じてしまうと同時に痛く感じてしまう原因となります。
当院ではあらかじめ麻酔薬を体温くらいに温めて注入しますので、患者様は気付かれませんので、痛みも感じません。
それと、内部への注入のスピードもかなりゆっくりしています。急いで注入すると、圧を感じてしまい痛くなってしまいます。
そのため当院では、1滴を1秒くらいのゆっくりとしたスピードで行う事で、注入の存在自体に気付かれません。
この症状は、差し歯やかぶせ物に起こることが多いです。差し歯やかぶせ物は神経を取った後にする処置ですが、神経の無い歯は、免疫力が無いのでばい菌に感染しやすいのです。
感染が起こると、歯の根っこの先っぽに膿がたまり、噛んだり、叩いたりした時に痛むのです。
この手の感染は早めに治療をされてください。
理由は、
@感染が進んでしまうほど、治療の期間や回数、治療費が増えてしまうこと、
A自然には治らず、放っておくと歯を抜かないといけなくなること、
Bばい菌が血管を通じて全身にまわってしまうからです。
歯の根っこの先にたまってる膿を出したり、根っこの内部を清掃して消毒して、ばい菌を除去します。
細菌がいなくなったら、再びかぶせ物をします。
銀歯などをしてる場合は、金属は熱を通しやすいので、熱いものの刺激が伝わりやすいです。
神経が生きている歯の金属の詰め物の場合は、金属が熱い温度を通してしまい、神経まで熱が届きやすくなります。
ただ、治療直後で熱いものが痛い場合は1週間くらいで治ることが多いです。
@レントゲンを撮影し、詰め物をした歯の内部に虫歯があれば虫歯の治療をします。
虫歯が大きくなければ、虫歯を取った後、再び詰め物をします
Aもし、虫歯が大きくて神経まで届いてる場合は、神経だけ取る治療をしないといけません。(ただ、なるべく神経は取らない方が良いので、当院ではなるべく神経を残す努力をしています)
熱いもので痛い場合は、緊急性が高いので早く歯医者に行った方が良い!
熱いものが痛い場合は、理由はいくつかありますが、いずれも重症の事が多いです。
重症を放置すると、さらに悪化して激痛が起きたり、歯を抜かなくてはならなくなる可能性が高いので、直ぐにでも歯医者に行った方が良いです。
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