歯と歯の間が痛いことってありますよね!
ものを食べる時に結構痛かったり、何もせずにじっとしてても痛むこともあります。
これには、いくつか原因がありますが、最大の原因は、歯と歯の間にすき間ができて物が挟(はさ)まって、歯ぐきが歯肉炎を起こした場合です。
歯肉炎は名前の通り、歯ぐきの炎症ですが、歯が痛いと感じてしまいます!
歯が動いてしまってすき間が開くことがよくあります。 歯が動く原因としては、抜いた歯を放置してた場合に、抜いた歯の前後の歯が支えが無くなった状態になり動いてしまうことです。
歯と歯の間に虫歯ですき間ができると、食べ物が詰まって歯肉炎になります。
歯肉炎は名前の通り、歯ぐきの炎症ですが、歯が痛いと感じてしまいます!
挟まっている食べ物をそのままにして時間がたつと、細菌が繁殖して歯肉炎が酷くなり、口臭が発生しますし、歯周ポケットが出来て歯周病になってしまいます。食べ物を速やかに除去するだけで歯肉炎は回復しますが、そもそもの原因である虫歯の治療が必要になります。
歯科治療で、詰め物(インレー)やかぶせ物(クラウン)をした時に、隣の歯との接触がゆるくて、すき間が開いてしまうことがあります。
これは、残念ながら歯科医師の治療が適切でなかったために起こります。隙間をなくすには、詰め物や被せ物を作り直さなければなりません。
1:抜いた歯を放置して歯が動いた場合の治療法
1. まずは、歯を抜いてできたスペースを埋めます。
2. その次に、その他のすき間を埋めます。
3. 若い方だと、矯正治療をして歯を動かしてすき間を埋めることも多いです。
埋める方法は、普通はブリッジかインプラントです。
●ブリッジ
抜いた歯の両サイドの歯を削ってから、橋渡しの歯を被せます。
●インプラント
歯を失った箇所のアゴの骨の中に、人工の歯を埋め込みます。
すき間を埋めるには、大きく2つ方法があります。
●詰め物をする
●かぶせ物をする
2:歯と歯の間に虫歯ができてすき間ができた場合の治療法
当然、虫歯の治療をします。
1. 痛みが出にくい治療
2. 削る量は最小限にし、かつ絶対に虫歯を取り残さない
3. 歯の神経はなるべく残す
4. 一度治療した歯が再び虫歯にならない
5. 小さい虫歯は、樹脂で直接詰める
● 虫歯治療の痛みが心配な方へ
当院では痛みが出にくい方法で虫歯治療をしています。
麻酔が効けば、何をしても痛くないのですが、
その麻酔が痛かったのでは困ります。
当院では、麻酔を痛くなくする2つの方法を行っています。
1. 麻酔の注射の針を刺す時の痛みをなくす
何と言っても、針を刺す時の痛みを防ぐことが大事です。
●超極細の針を使っている
⇒針が超細いので、刺した時にもわかりにくい。
●痛みを感じる細胞(痛点)の少ない箇所に最初に打つ
⇒痛点が少ないので痛みにくいです。
●針を刺す瞬間は、歯ぐきの粘膜を太鼓の革のように、ピンと張って針が一気に歯ぐきに入るようにする。
⇒このようにすると注射針を刺したことがわからず、患者さんには、「最近の麻酔は注射じゃないんですか?」と聞かれることも多いです。
2. 麻酔薬を注入するときの痛みをなくす
麻酔薬は液体なので温度が低いのですが、注入する時に温度が低いと、体が冷たく感じてしまうと同時に痛く感じてしまいます。
当院ではあらかじめ麻酔薬を体温くらいに温めていますので、麻酔薬を注入しても注入された事自体に気付かれませんので、痛みも感じないわけです。
それと、注入のスピードもかなりゆっくりしています。急いで注入すると、圧を感じてしまい痛くなってしまいます。
当院では、1滴を1秒くらいのゆっくりとしたスピードで注入していますので、注入自体に気付かれません。
3. どうしても怖がりの方には笑気麻酔
どうしても怖がりの方には、笑気麻酔と言って、鼻から笑気というガスを吸ってもらいます。
笑気を吸うと、おだやかでリラックスした気分になり、ちょっとほろ酔い気分になって痛みも感じにくくなります。
簡単にできます。保険治療でできます。
※笑気麻酔はクリニックによって対応していない医院もございます。事前にお問い合わせください。
2. 削る量は最小限にし、かつ絶対に虫歯を取り残さない
削る量を最小限にする為には、正確に虫歯のある部分を見極めないといけません。 虫歯は、肉眼で全部見えるわけではないのです。
虫歯が染まる液体(う蝕検知液)を塗って虫歯を染め出します。
そして染まった部分だけを慎重に削り、虫歯以外の部分を絶対削らないようにしています。少しずつ削って行き、削ったら再びう蝕検知液で虫歯を染め出します。
この工程を何回も繰り返し、虫歯が染まらなくなるまで慎重に、かつ確実に虫歯を削り取ります。
こうして丁寧にすることによって、歯にダメージを与えず、かつ虫歯を取り残さないようにしています。
もし、虫歯を削る際に取り残してしまうと取り残された虫歯が大きくなり、もう一度治療しないといけなくなり、場合によっては神経を取らないといけなくなったりします。
3. 歯の神経は出きる限り残す
虫歯の大きさが中くらいなのに、すぐに神経を取る歯科医師が多いです。
神経をとってしまうと、歯には血が通わなくなるので、歯に栄養が来なくなり、歯の強度が落ちてしまいます。
また、血の中にある免疫細胞も歯の内部からいなくなる為、ばい菌に感染しやすくなります。
歯の神経を取ることは、歯の寿命を縮めてしまうのです。
その為、当院では出きる限り歯の神経は取らないようにしています。
4. 治療した歯が再び虫歯にならない
残念ながら、一度治療した歯が再び虫歯になることがあります。当院では、そうならないような治療法をしています。
● 当院のこだわりの詰め物の治療法
1. すき間のできない詰め物を作っている
詰め物と歯の間にすき間ができると虫歯になりやすいです。
クローバー歯科では、このようなすき間ができないような歯の削り方をし、型取りを丁寧にし、かつ詰め物も信頼のおける技工所に出すことによって極力すき間のできない詰め物を作っています。
⇒こうすることによって、二次虫歯を防いでいます。
2. フッ素を含んだ接着剤を使っている
⇒フッ素は虫歯菌を寄せ付けないという特徴がありますので、フッ素を含んだ接着剤を使うことによって、さらに二次虫歯になりにくくしています。
パナビアフルオロセメント
(フッ素入りの接着剤)
3. 歯と詰め物の接着力を増して、すき間を減らすために、歯(象牙質)にプライマーという前処理薬を塗っている。
⇒プライマーにより、歯(象牙質)と詰め物の接着力が大幅にアップし、詰め物と歯との間の隙間がかなりできにくい
プライマー
4. 金属の詰め物をする場合には、金属専用のプライマーという前処理薬を塗っている。(最近は金属を詰める機会は減りました)
⇒金属専用のプライマーを金属に塗ることで、金属と歯(象牙質)の接着力が大幅にアップし、詰め物と歯との間の隙間がかなりできにくい。
金属専用のプライマー
インレーの裏側に、金属専用のプライマーを使用しています。
5. 小さい虫歯は、樹脂で直接詰める
小さい虫歯を削った後で、そこの部分の型取りをして、金属やプラスティックの詰め物をする歯科医師が多いのですが、そういう詰め物をする為には、本来虫歯がある部分よりも余分に歯を削らなくてはいけないのです。
それを防ぐためと、金属の詰め物だと見栄えも悪いので、当院では、小さい虫歯の場合は、削った部分に樹脂(歯科用のプラスティック)を詰めるようにしています。
5:歯ぎしりで歯が動いてしまってすき間ができる場合の治療法
この場合は、歯ぎしりの原因を確認して治療することが重要です。
1. ストレス(歯ぎしりの原因の大半と言われています)
ストレスがあると、体は反応してしまって歯ぎしりを起こしやすくなります。(ただ、ストレス発散の為に歯ぎしりはある程度必要でもあります。ですが、ひどい歯ぎしりは困ります)
⇒ストレスをためない生活に変えることが必要です。
2. 噛み合わせが悪い
● 治療法1
歯のかみ合わせが良くなくて、上下の歯が強く当たる所があった場合、そこがすり減ったら噛み合わせが良くなるので、すり減らそうとして、知らず知らずに歯ぎしりをしてしまいます。
⇒なので、治療法としては、噛み合わせの診断をして、部分的に強く当たるところをほんの少し削るなどして治します。
● 治療法2
マウスピースで治す (保険が効きます)
マウスピースを付けることによって、噛み合わせのでこぼこのアンバランスをなくし、お口全体の噛み合わせが均等になり、スムーズに噛むことができるようになります。そうなると、1本1本の歯への負担も減り、またアゴの関節にかかる負担も減ります。
夜寝る時は必ず付けます。お昼もパソコンとか気を遣う仕事の時も付けると良いです。
徐々に、歯ぎしり、食いしばりが収まってきます。
3. 日中に起こる歯ぎしり対策
日中に歯ぎしりをしてると気付いたら、とにかく歯の力を抜いて下さい。
上下の歯を合わさずに離して下さい。食べたり、飲んだりするとき以外は極力歯を噛まないように気を付けて下さい。
そして、アゴの力も抜いて、肩も楽にしてストレッチして下さい。
意識的にこれを続けることが効果があります。
4. 夜寝てる時の食いしばり対策
夜寝る前は、深刻なことは考えずに、楽しいことを考えてリラックスしてください。
質の良い睡眠をとることが食いしばり予防になります。
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