治療した歯が痛い、治療中の歯が痛い⇒原因は4つ考えられます
原因1 虫歯を削って詰め物をしたのだが、虫歯が大きくて神経ギリギリまで歯を削った結果、神経に刺激を与えている状態
原因2 歯の神経を取ってかぶせ物をする治療を行ったが、神経がちゃんと取り切れずに残っている場合
治療した歯が痛い、治療中の歯が痛いという点では共通していますが、原因によって治療法が全然違いますので、丁寧にご説明しますね。
治療直後に痛みが出る場合は、治療時の熱や振動によって一時的に神経が過敏になっていることがあります。この場合は時間が経つと敏感になっていた神経は落ち着き痛みは改善されますので、様子を見てください。通常は一週間以内に痛みがなくなります。一週間以上痛みが続く場合は、歯科を受診するようにして下さい。他には、虫歯が残っていて痛みが出ている場合や、神経を取らなくてはいけない場合もあります。
治療法
@ 一度詰めた詰め物を撤去して、虫歯が完全に取り除かれたのかをチェックします。もし、虫歯が残っていれば完全に取り除いた上で、再び詰め物をします。
A 一度詰めた詰め物を撤去して、虫歯が完全に取り除かれたのかをチェックします。もし、虫歯が残っていないのに痛んでる場合は、神経を保護する薬を塗った上で、再び詰め物をします。
B @やAの治療を行ったのに痛みが取れない場合や、痛み自体がかなり強い場合は、仕方なく歯の神経を取ります。神経を取ってしまえば痛みはおさまります。ただ、歯の神経はなるべく取らない方が良いので、当院では極力残すようにしています。
歯の神経をとる治療を根管治療といいます。神経が取り切れていなかったり、歯の根の中に汚れが残っていたりすると、ズキズキした 痛みを伴うことがあります。抗生剤や鎮痛剤の服用で痛みを改善させて、再度根管治療が必要になります。
治療法
この場合は、一度かぶせた被せ物を撤去し、取り残された神経を完全に取り除く治療を行います。
この症状は、差し歯やかぶせ物に起こることが多いです。差し歯やかぶせ物は神経を取った後にする処置ですが、神経の無い歯は、免疫力が無いので細菌に感染しやすいのです。
感染が起こると、歯の根っこの先っぽに膿がたまり、噛んだり、叩いたりした時に痛むのです。
この手の感染は早めに治療をされてください。
理由は、
@感染が進んでしまうほど、治療の期間や回数、治療費が増えてしまうこと、
A自然には治らず、放っておくと歯を抜かないといけなくなること、
Bばい菌が血管を通じて全身にまわってしまうからです。
治療法
歯の根っこの先にたまってる膿を出したり、根っこの内部を清掃して消毒して、ばい菌を除去します。
ばい菌がいなくなったら、再びかぶせ物をします。
昔、歯の神経を取った歯に膿がたまることがよくあります。その膿を取る治療(いわゆる神経治療)の時に、膿が取り切れず痛むことがあります。
膿みが取り切れないと、膿が骨の中にこもってしまい、激痛を起こすこともあります。
膿を取るテクニックは歯科医院によって差があり、残念ながら、それが不得手な医院もあります。
対処法
膿を出し切ることが大事です。
今通院中の歯科医院で、痛みを説明して適切な処置をしてもらいましょう。
もし、その医院が根っこの治療が得意でなければ、得意な医院に行くことも選択肢としてあります。
治療法
歯の根っこの先にたまってる膿を出したり、根っこの内部を清掃して消毒して、ばい菌を除去します。
ばい菌がいなくなったら、再びかぶせ物をします。
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