抜歯してできた穴に食べかすが詰まることはよくあります。
そして皆様が心配されるのは、食べかすからばい菌が感染しないかという事だと思います。
幸い、食べかすから感染することはまずありませんのでご心配ないです。
ただ、食べかすが詰まったら気持ち悪いですよね。
その場合は、基本的にはうがいをして取ります。
うがいで大体は取れます。
もしうがいで取れなかった場合は、綿棒を使っても全く問題はないです。
綿棒の場合は傷口を傷つける可能性は低いとは思いますが、あまりに強く傷口に触れたり、あるいは綿棒以外の固いもので傷口をさわらない様にしてくださいね。
穴は、最初に血餅(けっぺい)という血のかたまりの様なものが1日以内に覆います。
そして、血餅の上に一旦歯ぐきが覆います。歯茎が覆うのに、2週間くらいかかります。
ですので、表面的に穴が埋まるのは2週間くらいという事ができます。
ただ、表面を覆った歯ぐきの下はまだ骨ができておらず、骨が完全にできて、全て完全に穴が骨と歯ぐきに変わって完治するには半年前後かかります。
ご質問はおそらく表面的にいつ穴が埋まるかという事だと思いますので、それだと最初に歯茎が覆って、その歯茎が厚みを増して、見た目的に治るのは2ヵ月くらいと言えます。
1.歯茎を切開しない抜歯の場合 → 1ヶ月程度
歯茎の切開をしなくても済むような、簡単な抜歯の場合です。
2.歯茎を切開した難しい抜歯の場合 → 1ヶ月〜半年程度
抜歯の際に歯茎の切開が必要なのは、親知らずが骨の中にほぼ埋まっていたり、虫歯が歯の深いところまで進行して場合などです。
歯茎を切開した後、骨を削る必要があるような難症例もあります。その場合は、抜いた後の穴が大きくなるため、穴が塞がるまでに長くかかります。
結論は大丈夫です。
通常、抜歯してできた穴には血餅(けっぺい)と言って、血のかたまりが覆います。
その血餅は濃い赤色なので、どす黒いというか、黒く見えてもご心配ないです。
血餅から、穴がちゃんと治る過程は質問33を見てくださいね。
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