抜歯の後に喉に痛みが出ることがあります。
「抜歯後、喉が痛いけれどいつまで続くのか?」
「喉の痛みが酷くなってきた場合は?」
「喉が痛い状態はどうしたら治るの?」
などの抜歯後の喉の痛みが起こるときについてご説明します。
抜歯後に、のどまで痛みが来る場合はほとんどが親知らず(智歯)や奥歯を抜いた時です。その原因は色々ありますのでご説明します。
歯を抜いた後の痛みの強さや腫れの範囲は、結論は、抜く際に歯の回りの骨にどれだけ刺激がかかったかで決まります。抜く際に、歯科医師の器具の使い方や、抜く方法そのものが悪かった時などに、骨に過度に負担がかかってしまいます。
奥歯の場合は特に、炎症がのどまで届きやすくなり、のどが痛んだり、唾や食べ物を飲み込む時に痛んだりします。のどまで炎症が行ってしまうと、その炎症は通常よりも長く続いてしまいます。ただ、4〜5日で治ることが多いです。どうしても痛みが長く続く場合は、別の原因があるかもしれませんので、歯科医院の受診をお勧めします。当院は抜歯後の痛みの対処を的確にしてます。
医院による抜歯の方法の違い、抜歯後の痛み・腫れの違いについて
⇒ 詳しくはこちら
▲矢印の部分に膿がたまって強い炎症を起こしています。
例えば、歯の神経がくさって根っこの先に膿がたまって痛んで腫れてるような歯を抜いた場合は、抜いた後の痛みの程度も強く、痛み自体も1週間くらい続くことも有ります。
ただ、多くの場合で3〜4日で痛み自体は弱まってきますので、少々痛みが続いてもあまり心配しなくても大丈夫です。それ以上痛みが続くようでしたらご相談くださいね。
上の図のように、根っこがかなり長い場合で、かつ下アゴの場合は、歯を抜く時に骨に負担がかかりやすいです。
理由は下アゴの骨は上アゴと比べて堅く、さらにその堅い骨を根っこがしっかり抱えてる場合はかなり抜きにくく、骨に負担がかかるため、抜いた後の痛みが長引きやすいです。
抜歯後の症状には個人差があります。腫れが起こった場合のピークは処置後2〜3日で、それ以降は徐々に腫れがおさまってきて、1週間ほどで症状が消える場合が多いです。腫れが引くと喉の痛みも和らいでいきます。普通は自然に治っていき、それ以上に長引くことはないので、心配する必要はありません。
抜歯後に喉の痛みが出た場合は、軽いうがいで対処します。しかしあまり頻繁にうがいをすると、抜歯した傷の部分からの出血を招いたり、傷を覆って治してくれる血餅と呼ばれる口内のかさぶたのようなものが剥がれて流れ落ちて、傷の治りを遅らせることがありますので、注意しましょう。
《 出典 》親知らずを抜いたら、ひどく腫れた! 親知らずのトラブル どうするの? どうなるの?(神奈川県歯科医師会)
痛みや腫れが広がってきた場合は、抜歯後の傷口が感染症を引き起こしている危険性がありますので、すぐに歯医者を受診して適切な処置を受けましょう。
⇒ 骨に負担がかからない奥歯の抜き方はこちら抜歯のお悩みを解決してくれる