虫歯になったけど、すぐに歯医者に行けない方や放置されてる方は多いと思います。
放置するとどのくらいのスピードで虫歯が進むのか気になりますよね。
もしスピードが速いんだったらすぐに歯医者に行かないといけないですし、放置してたらどんな結末になるのかも気になりますよね。
ここでは、虫歯の進行速度や放置したらどうなるかについてわかりやすくお話します。
その前に、歯の構造についてご説明します。
歯は、表面にエナメル質という固い組織があり、その内側に象牙質という柔らかい組織があります。
そして更にその内側に歯の神経があります。
虫歯は進行度合いによって名前が決まっています。下記の様な感じです。
C1:虫歯がエナメル質の中にある状態
C2:虫歯が象牙質まで届いた状態
C3:虫歯が神経まで届いた状態
C4:虫歯が歯の根っこまで届いた状態
では、虫歯の進行速度についてご説明します。進行速度は、永久歯か乳歯かということと、年齢で決まってきます。
a)25歳以下の場合
歯の表面の成分をエナメル質と言いますが、25歳で完成します。
25歳以下の方は、永久歯のエナメル質が完成してない為柔らかいので進行が速いです。
進行速度としては、初期の虫歯(C1)が中くらいの虫歯(C2)になるのは、半年程度です。
ただ、C2になってからは進行速度が速まり、神経まで届く虫歯(C3)になるのは、その倍くらいのスピードになります。
ただし、個人差もあります。歯磨きの仕方や、その方の虫歯菌の強さ、食べ物によって変わりますので、もしすぐに歯医者に行けない方はすごく丁寧に歯磨きをしたり、甘い物を避けたりすると進行速度が遅くなります)
また、25歳以下の方は歯の根っこは一般的には虫歯になりづらいです。
▲虫歯は、歯質(強さ)、食べ物、虫歯菌によって変わります。
b)25歳以上の場合
歯の表面の成分をエナメル質と言いますが、25歳で完成します。
25歳以上の方の永久歯のエナメル質は完成してて固いので、虫歯の進行は比較的遅いです。
一般的には、初期の虫歯(C1)が中くらいの虫歯(C2)になるのは、半年から1年程度です。
ただ、C2になってからは進行速度が速まり、神経まで届く虫歯(C3)になるのは、その倍くらいのスピードになります。
ただし、個人差もあります。
歯磨きの仕方や、その方の虫歯菌の強さ、食べ物によって変わりますので、もしすぐに歯医者に行けない方はすごく丁寧に歯磨きをしたり、甘い物を避けたりすると進行速度が遅くなります)
また、50歳以上の方は歯の根っこも虫歯になりやすくなります。
▲虫歯は、歯質(強さ)、食べ物、虫歯菌によって変わります。
乳歯の場合は、虫歯の進行速度は非常に速いです。
たった1週間で結構進んでしまうこともあります。
理由は、乳歯は非常に柔らかいからです。
それに加えて、子供さんは甘い物をどうしても食べがちだったり、自分では歯磨きが上手にできないこともあるからです。
虫歯のなりやすさや、進行の速さは3つの要因から決まります。
▲虫歯は、歯質(強さ)、食べ物、虫歯菌によって変わります。
ですので、子供さんが虫歯になった場合は早めに歯科医院に行かれてくださいね。
お忙しくてどうしてもすぐに行けない場合は、すごく丁寧に歯磨きをしたり、甘い物を避けたりしてください。
まとめ
虫歯の進行速度は、色んな要因で変わってきますが、進行自体が止まることはありませんので、できる限り早めに歯科医院に行って下さいね。
虫歯が神経まで行ってしまうと、神経を取らないと行けなくなります。
歯は神経を取ると寿命が短くなりますので、大きくなる前に必ず治してくださいね。
初期の虫歯治療の最大の注意点
初期の虫歯は医院によって治療方法が全然違います。
すぐに削って銀歯を詰める歯医者もいますし、その反面、歯は削らない方が健康に良いので、虫歯の進行を抑える処置をする歯医者もいます。
初期の虫歯は診断が難しく、虫歯の治療に長けた医院でないとその判断は難しいです。
もちろん初期虫歯は削らない方が絶対良いんです!
当院は削るか削らないかの判断を的確に行ってますのでご安心下さいね!
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